スコープを削るのがストレスという話

働き方について考えたことをメモ。

前提

今の会社は、働く時間や場所をかなり自由に決められる。リモートで、出社時間も自由で、カレンダー上の休日に休まなくてもいい。 今のメインの仕事は、リリース日が固定されてないので締め切りに追われて残業するということは起こらない。 どちらかというと、調子が良い時に働きすぎることが問題だと思っている。(一緒に残業しなければならないということはない。) 一律に深夜や休日に働かないとすると押し付けになってしまうので、何かいい方法はないかなと。 いつ働くかの自由は担保しつつ、休息がとれていることが重要だと思うので

スコープを削るのはストレスになりうる

一般的には、時間を固定して、スコープを調整するのが良い方法とされると思う。 時間や予算に裁量がある場合でも、より重要なタスクに絞り込む効果が期待できるので、スコープを柔軟にしたほうがいい。

アジャイルサムライ』の「奇跡によるマネージメント」のくだりの直前に書いてある。

プロジェクトの作戦として、固定した期日を優先するにせよ、中核となるフィーチャのまとまり(フィーチャセット)の提供を優先するにせよ、スコープは柔軟にできるものと捉えておくことが重要だ。
計画を実現可能な状態に保ち続けるには、君とお客さんとがこの考えに慣れ親しんでおく必要がある。
これは開発チームが自ら手に余ることを企ててしまう事態に陥ってしまわないためにも必要な考え方だ。

Be Lazyとはこういうことだと思っている。

simplearchitect.hatenablog.com

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ただ、やることが減って楽になるかというと、必ずしもそうならないと思う。 「やりたくない、つらい仕事」の場合は心理的にも楽になるだろう。 問題は「やりたい、おもしろい仕事」の場合である。 特に時間の設定に裁量がある場合は、目標を変更するほうが大きなストレスになる。

モチベーションが高い時に、途中で切り上げようと介入するのは無粋だとも思う。 steve_yeggeのエッセイに、読み返していたら(アジャイル良い悪いは置いといて)結構共感した。

いいアジャイルと悪いアジャイル

現実世界においては、プロジェクト関係者の1人ひとりが人間であるということがわかる。
私たちには調子のいい日も悪い日もある。ときにはエネルギーが満ちあふれ、18時間ぶっ通しでコードを書けると感じる。
ある日には、エネルギーはあるが、コーディングに集中する気にならないということもある。ある日にはすっかり疲れ切っている。
みんな生物時計とバイオリズムを持っており、それについて自分ではほとんどコントロールすることができない。
そしてその時計は、チームの時計が日とか1週間の半分といった単位で動いている場合には、チームの時計とずれがちなものなのだ。

個人的な時計については言うまでもない。仕事以外の生活でも様々な出来事が起り、仕事時間中に注意を向ける必要が出ることもある。

これらはどれも悪いアジャイルでは問題とされない。
大きな納品のあと、気持ちが高揚していても、狂ったようにコーディングしようとはしないだろう。
次の大きな全力疾走に備えてエネルギーを貯めておく必要があるので、少し安静にしていようと思うのだ。
このインピーダンスミスマッチにより、優れたエンジニアが並の働きしかできなくなる。

心理的に負荷が少ない形で、自然に調整ができたらいいのだけど、しっくり来る方法が見つからない。

見積もりして、毎朝残り時間確認してバーンダウンチャートひいてみたいなのはちょっとしんどい感じがする。

ただ、時間を伸ばすとスコープの調整タイミングがわかりづらくなるので、働くタイミングは自由でも、総労働時間は一定のほうがいいと思う。 勤務時間インターバル制とか、土日働いたら月曜代休みたいなことも考えたけど、いまいち守れる気がしない (ノー残業デーが機能しないのと同じ感覚で、だんだん形骸化してしまいそう。。。一々言挙げするのも押し付けがましい)

今できそうなのは、動いてないタスクを目立つようにして、数日動いてないものは、チケットを分割するか目標を下げるとかかな。